北日本口腔インプラント研究会を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。当研究会は、私のオフィスで昭和53年から開催しておりました「インプラント手術研修会」に出席された先生方を中心として「OB会組織」を立ち上げました。その後、会員数も増加したことに伴い昭和61年7月14日に「北日本デンタルインプラントソサイァティー」として研究会が発会いたしました。さらに平成2年には「北日本口腔インプラント研究会(NIS)」と改称しまして、今や道内においても膨大な会員数を誇る研究会に成長しております。
また、平成10年9月26日に「(社)日本口腔インプラント学会 認定講習会施設」としての認定を受け、学会の「専門医」「専修医」を輩出しております。
NISの会員は、それぞれ道内外の診療に携わる歯科医師を中心に構成され、患者さんのためにより良い安心、安全な歯科治療及びインプラント学を、日々研鑽しております。
この研鑽のため、NISでは「定例会」を年4回開催致しまして、インプラント学は基より隣接医学、社会学など多岐にわたる多くのことを学び、さらに患者さんにとって安心、安全と認識して頂くためにも「症例カンファレンス」を実施しております。
口腔インプラントは、義歯に代わる新世代の歯科治療であり、最近になって社会的にも認知されてきておりますが、まだまだインプラントを応用した歯科治療に、不安や疑問点を抱えた患者さんが多いのも事実であります。
この患者さんの不安を解消するために、NISでは、「倫理委員会」を立ち上げ「倫理規定」の
基準に沿って、より安心、安全、長期に維持できる口腔インプラントを目指し、会員一丸となって
鋭意努力しております。
NISは、(社)日本口腔インプラント学会 認定施設の一つである「厚生労働省 認可 社団
日本歯科先端技術研究所(日先研)」と姉妹提携いたしまして、「厳格な試験」を実施して「日先研インプラントフェロー〔(注)フェローは専門医〕」「日先研インプラントマスター〔(注)マスターは指導医〕」を取得させて頂いております。
この「マスター、フェロー」の呼び方は、日本口腔インプラント学会の専門医、指導医の呼び方
とパッティングさせないためです。
その他の事業といたしましては「北海道地区 コロキウム」を、歯科医師、歯科衛生士さん、
歯科技工士さん、スタッフの方々を対象として、特別講演、教育講演、会員症例発表等を年1回
開催しております。
また、より多くの市民の皆様に、安心、安全なインプラントをご理解頂くことを目的として
市民公開講座なども開催しております。
今回、北日本口腔インプラント研究会(NIS)のホームページを見直し、インプラント治療のみ
ならず、歯科治療を不安なく受診していただくために、誠実で信頼できる情報を提供できるよう
公開する運びとなりましたので、今後とも本サイトを宜しくお願い申し上げます。
北日本口腔インプラント研究会 名誉会長 三嶋 顕